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[wip] Active Directoryの構築 1 (ADDS編)

ADDS構築

0. 事前準備

  1. ホスト名をADDCに変更する
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    Rename-Computer -NewName "ADDC"
    
  2. IPアドレスを192.168.10.100に変更する
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    Get-NetIPAddress | New-NetIPAddress -AddressFamily IPv4 -IPAddress 192.168.10.100 -PrefixLength 24
    

    image インターネットアダプターが複数ある場合は、InterfaceIndexを指定して変更する

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    Get-NetIPAddress | New-NetIPAddress -InterfaceIndex 4 -AddressFamily IPv4 -IPAddress
    

    参考: ネットワークアダプタの確認/設定 Get-NetAdapter: ネットワークアダプタの一覧を表示する

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    Get-NetAdapter
    
    Name                      InterfaceDescription                    ifIndex Status       MacAddress             LinkSpeed
    ----                      --------------------                    ------- ------       ----------             ---------
    Ethernet0                 Intel(R) 82574L Gigabit Network Conn...       4 Up           00-0C-29-3D-5E-1.        1 Gbps
    

1. Active Directoryの機能を有効化する

  1. Windows Server 2019上で「サーバーマネージャー」を開き、右上の「管理」> 「役割と機能の追加」をクリックする image

  2. 「役割と機能の追加ウィザード」が表示されるので、「次へ」をクリックする image

  3. 「インストールの種類」で「役割ベースまたは機能ベースのインストール」を選択し、「次へ」をクリックする image

  4. 「サーバーの選択」で「サーバー」を選択し、対象のサーバーを選択し、「次へ」をクリックする image

  5. 「役割の選択」で「Active Directory ドメインサービス」を選択する image

  6. ポップアップが表示されるので「機能の追加」をクリックする image

  7. このタイミングで「DNSサーバー」もインストールする image

  8. 同じようにポップアップが表示されるので「機能の追加」をクリックする image

  9. 「機能の選択」では追加するものはないので「次へ」をクリックする image

  10. 「Active Directory ドメインサービス」の説明が表示されるので「次へ」をクリックする image

  11. 「DNSサーバー」の説明が表示されるので「次へ」をクリックする image

  12. 「インストールオプション」で「再起動後に自動的に必要なサービスを追加する」はチェックを入れ、「インストール」をクリックする
    今回は撮影のためにチェックを入れていないが、実際にはチェックを入れることを推奨する image

  13. インストールが完了すると「構成が必要です。HOSTでインストールが正常に完了しました」と表示されるので、「閉じる」をクリックする image

2. Active Directoryの昇格

  1. サーバーマネージャーの「通知」に展開後構成タスクが表示されるので、「このサーバーをドメイン コントローラーに昇格する」をクリックする image

  2. 「配置構成」で「新しいフォレストの追加」を選択し、「ルートドメイン名」を入力し、「次へ」をクリックする
    ここではr74tech.localを入力している。今回はEntra ADとのハイブリッド環境を構築するため、TLDは.localを使用し、最終的に代替UPNサフィックス設定する予定である。 image

  3. 「ドメインコントローラーオプション」で「ディレクトリサービスの復元パスワード」を入力し、「次へ」をクリックする
    • フォレストの機能レベル: Windows Server 201. 今回はWindows10, Windows Server 2019の環境を構築するため、Windows Server 2016のままで問題ない
    • ディレクトリサービスの復元パスワード: 復元パスワードを入力する
      復元パスワードはドメインコントローラーの復元時に使用するため、忘れないように注意する image
  4. DNS委任を行わない場合は「次へ」をクリックする image

  5. 「追加のオプション」で「次へ」をクリックする
    「NetBIOS ドメイン名」は自動入力されるため、入力する必要はない image

  6. 「データベースのフォルダー」「ログファイルのフォルダー」「SYSVOLフォルダー」の場所を確認し「次へ」をクリックする。 image

  7. 「オプションの確認」で設定内容を確認し、「次へ」をクリックする image

  8. 「前提条件のチェック」でエラーがないことを確認し、「インストール」をクリックする image

  9. インストールが完了すると「このサーバーはドメインコントローラーとして正常に構成されました」と表示されるので、「閉じる」をクリックする。再起動を促されるので「再起動」をクリックする image

  10. 再起動後、Ctrl + Alt + Deleteを押し、<NetBIOS ドメイン名>\Administratorでログインする image

3. ドメインユーザーの作成

  1. サーバーマネージャーの「ツール」>「Active Directory ユーザーとコンピューター」をクリックする image

  2. r74tech.localを右クリックし、「新規作成」から「組織単位」を選択し、AD用のOUを作成する image

  3. 「名前」に組織で識別可能なわかりやすい名前を入力し、「OK」をクリックする image

  4. 作成したOUを右クリックし、「新規作成」>「ユーザー」をクリックする
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  5. 「姓」か「名」のいずれかにに識別可能なわかりやすい名前を入力し、「ユーザーログオン名」にも同じように入力し、「次へ」をクリックする
    image

  6. 「パスワード」を入力し、「次へ」をクリックする
    「パスワードを無期限にする」のみチェックを入れておく image

  7. 問題なければ「完了」をクリックする
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  8. 作成したOU配下にユーザーが作成されていることを確認する
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4. ドメインユーザーの参加

  1. ホスト名をTESTUSER01に変更する
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    Rename-Computer -NewName "TESTUSER01"
    

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  2. IPアドレスを192.168.10.110に変更する
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    Get-NetIPAddress | New-NetIPAddress -AddressFamily IPv4 -IPAddress 192.168.10.110 -PrefixLength 24
    

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  3. DNSをADDSに向ける
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    Set-DnsClientServerAddress -InterfaceIndex 4 -ServerAddresses 192.168.10.100
    

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  4. ネットワーク設定が正常に行われていることを確認する image

  5. Win + Rsysdm.cpl(システムのプロパティ)を開いて、変更をクリックし、所属ドメインをr74tech.localに変更する
    image

  6. 3.で作成したユーザーでログインする image

  7. net userコマンドでユーザーが参加していることを確認する
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    net user /domain
    

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  8. ipconfig /allでWindows IP構成が正常に設定されていることを確認する
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    ipconfig /all
    

    image

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